こんにちは。
遅ればせながら、告知したかった内容その2です。
実はひっそりと絵画教室の講師を担当、開講いたしました!
ありがたいことに、このアトリエの主催者である筒井先生にお声がけ頂いて参加する運びとなりました。
私の教室での内容は古典技法(テンペラ・金箔の貼り)や油彩、デッサンが中心ですが要相談で木彫作品も可能かもしれません。スプーンやフォーク、トレーなどのカトラリー制作もアリですね。絵付けもできますし。
あらかじめこちらでかっちりとカリキュラムを組んでというよりは、上記の内容でどんなことをしたいのかお一人ずつ相談した上で制作を進めていく教室です。
小数名の定員で、じっくり制作ができる環境のアトリエですよ(*^^*)
日本では手に入りにくい年季の入った本場イタリア製のマニアックな道具もいろいろと揃っている素敵空間です・・・♡最高です・・・♡
詳しくはメニューのAtelire LAPISからどうぞ。Atelire LAPISのHPリンクも貼っております。
お問い合わせ・ご質問等はcontactまたはAtelire LAPIS HPでも受け付けております。
・・・・ここだけの話、運の巡り合わせと言いますかご縁を感じることがあって二つ返事で講師の任をお受けしました。
実はこの絵画教室に以前勤めていらした講師の方は私がひそかに憧れていて、古典技法で絵を制作して遺したいと思うようになった1つのきっかけをくださった方だったんです。
今年3月にお辞めになったそうなので、私がその空席に収まりました^^ ・・・勝手にバトンタッチ的な感じに思っています。(笑)
・・・すこーし長くなりますがせっかくなのでここまでの経緯を・・・。
時は遡り、私が美術予備校に通っていたころからのお話です。
予備校には大学合格者の過去の参考作品(参作)が置いてあるのですが、その中で好きだなあという作品がありました。
合格等の観点というよりは純粋に自分の感覚がいいなぁと感じていた参作だったのですが、制作年を見ると中々に古い作品・・。
そのため参作の作者と会ってお話なんて機会があるわけもなく、当時の予備校講師にどんな方だったのかお話を聞くことしかできませんでしたが、そこで飛び出すエピソードがなかなかすごかったこともあって名前とその参作だけしか知らない方にすっかり憧れていました。(笑)
また、その参作には部分的にテンペラが使用されていたため、それがきっかけで自分の作品にもテンペラを取り入れてみようというまず最初のきっかけになったのを覚えています。
思い返すとその本格的にテンペラを取り入れて受験した年が一番自分の中で手ごたえを感じた年だったのですが、結果は不合格でした。
それから何年かはテンペラを使わずに制作をしたり、受験を重ねるも結果は振るわず。
受験を最後にしようと決めた年は「やっぱりこれを使いたい」と思ってテンペラを武器に受験しました。
100%成功の受験ではありませんでしたがそこで辛くも合格した大学へ通い始めるわけです。
大学に通い始めてからは再びテンペラから離れ、油彩やアクリル絵の具を使用して制作をしていましたが、選択実習で古典技法を受講することにしました。
受講の動機は純粋に懐かしさと「やっぱり好みなんだよなぁ」の気持ちから(笑)。
選択実習初回の自己紹介で先生のお名前を知ったときにピンときました。
・・・なんとその実習の先生があの参作の作者だったんです!
まさかのおよそ5年越しの謎が解き明かされたような、恋が実ったような感覚でした(笑)
本当にいいなと思ったものは、ずーっと忘れないものなんだなぁと実感したと同時に、世間は狭いとも思いましたね。辞めなければ、みたいな・・・。
その実習を受けて、改めて私は古典技法で作品を制作して遺したいと殊に思ったのでした。
そしてそして、さらに時は流れ・・・5年後の2020年4月末、一通のメールが届きました。
内容を確認すると、私が憧れていた方が講師を務めていたという絵画教室からの講師業のお誘いではありませんか!
というわけで、何かの巡り合わせを感じた私は二つ返事でこの件をお受けしたのでありました。
<完>
・・・ここまで読んでくださった方お疲れさまでした。(笑)こういう経緯があったんです。なんだか運命感じません???
・・・そんなわけなので、教室のほうもどうぞよろしくお願いいたします!
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