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井上 雅未花

何色かは、箱を開けてからのお楽しみ。選ぶ楽しさと作る喜びがある。


こんにちは。

今日から私は大学のテスト期間に入っています。レポートもですね!

えっちらおっちら、一生懸命山を登って通ったこと (多摩美へいらしたことがある方はご存知かと思いますがあの場所は山です!!高低差が。゚(゚´Д`゚)゚。) を無駄にしないためにもきちっとがんばります。(笑)

さて、大学の用事もほどほどに、引き続き制作をしております。

制作は絵を描くことが長時間続きます。すると、腕から上しか動いていない状態が続くので適度な休憩も兼ねて同時進行しているものがあります。それが.....

黄袋です!

黄袋とは、前回記事でご紹介したさし箱の中に絵を保存する際、絵を入れておく袋のことです。

昔は特に虫除けのためにウコンで染めた布を使っていて、それが黄色かったことから黄袋と言われています。

しかし今日の黄袋は、虫除けの概念は薄れて、(昔ほど虫喰いを気にしなくても良くなったため)ほとんどは絵を保存するための袋という形式的なものになっています。

そのため、現代の作家さんはそれぞれ独自の黄袋を用意しているみたいです。

かくいう私も、黄袋の"黄"に縛られずさまざまな色の黄袋を制作しています!

それが写真の布ですね。

今は8色展開です。(笑)

上記のような元々の黄袋としての存在を考えれば、そのまま黄色だけでも問題ないですしそれが正統派とも思えるのですが私は敢えてこれだけの色を用意しています。

なぜかと言いますと、私は黄袋から作品を出し入れする際くらいしか目にしない作品と黄袋、双方の色の組み合わせを大切にしたいからなんです。

私が制作する作品は全て一点ものですから、それぞれ額と絵の色合いや雰囲気に合わせて黄袋の色を選び、制作しています。

さし箱と同じく黄袋も、作品を手に取ってくださった方が作品を出し入れする際しか見ることがないものですから、微々たることかもしれません。

とはいえ、黄袋を制作している私からすれば、どの色を組み合わせようかと考えながら色を選ぶ時がまた楽しく、一点の作品を完成させる上では欠かすことのできない工程として結構重要だったりします。(笑)

ですから、"黄袋"は何色が入っているかは箱を開けてからのお楽しみなのです^^

 

●平成動物図鑑Ⅱ展 伊勢丹浦和店 伊勢丹浦和店7階=美術画廊・プチギャラリー/埼玉● 

■日程  8月9日(水)→15日(火)10:30~19:30 ※最終日は午後5時まで

■会場  伊勢丹浦和店7階=美術画廊・プチギャラリー / 埼玉

       [TEL]048‐834‐1111

※私は全日程在廊予定です。

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