こんばんは。
クリスマスが終わると一気に年末ムードがすごいですね。私は卒制やら大掃除やらイベント諸々で慌ただしいです・・・!
さて、そんな中ですが外出の際におそらく昨年一度も着なかったであろうレザージャケットの存在を思い出し、今年中には一回着ようとクローゼットから引っ張り出したところ...
写真のようなカビが!!!!!(涙) なんだかすごかったので撮っちゃいました(^^;; 着た後のケアや保管はきちんとしないとダメですね...
反省しつつ、このままにしておくわけにもいかないので・・・
①濡れタオルでカビをふき取る。
②レザークリーナーでさらにカビを落とす。
③少し乾かして乾ききる前にクリームを塗る。
この3ステップでなんとか事なきを得ました。。改めて革って生きているんだなぁと思いましたね。仕上げのオイルやクリームは塗りすぎると革が呼吸できなくなって、逆にカビの原因になったりするらしいのでなかなか奥が深いです。
私は革製品が好きなのですが、この理由は自分の制作のスタイルにも通ずるところがある気がします。しっかりした本物の素材ならば長い間楽しめるわけで、最初は高かったとしてても時間が経てば経つほどお得なものになるところとかですね。
革製品はきちんとケアをしながら長く使えば使うほど経年変化、いわゆるエイジングを楽しみながら付き合うことになりますが、作品は経年変化しないように、仕上がった状態を長く楽しんでもらえるように制作します。それでも経年の劣化が生じてしまった場合は、きちんと確立された技法で工程を踏んで制作されている作品ならば最悪修復すればまた長く楽しんでもらえるわけです。
わたしが使っているテンペラ画はそれが可能ですし、金は耐久性の高さも考慮して使用しています。
・・・と、革のお世話をしていてふっと頭をよぎりました。
2018年も残り数日、できることをやりきりたいと思います!では!